先輩の声

新技術を修理するにはそれ自体を理解しておくことが必要です。

テクニカルスタッフ(工場長)

2003年入社新居 克也

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整備業務のマネージメントという仕事

昨年5月に工場長に就任しました。
主な業務は、店舗の売上や、お客様の修理に関しての管理です。以前と比較すると自分で整備業務を行うことは減りましたが、引き続き現場にも携わりながら技術を磨いています。整備業務のマネージメントと言ってもピンと来ないかもしれません。ディーラーのピットは、店舗ごとにお客様の車検・点検などの計画台数が予め決められていて、それに対してどう入庫計画を立てていくか、足りない台数をどう増やしていくかを考えることが私の仕事です。その他にも、突発的な修理案件等、急な入庫に対して誰をアサインするのかの判断も含まれます。
我々、サービスマンはC/Aと違って外回りをする仕事ではありません。ですが、例えば定期点検の提案を断られたお客様に対してC/Aから状況を聞き、原因が値段ならその値段まで近づける、もしくは付加価値を考えて再アタックを提案したりするのも我々の仕事です。

難解修理の整備

今の車、特に日産の車はコンピュータ制御が進んでいて、故障やトラブルがあった場合は、ある程度アラート表示されるように設計されています。
しかし、その故障までいってない段階での不具合はやはり人が診断する必要があります。車からはアラートが出ていなくても、お客様は毎日乗っていらっしゃるので敏感に車の不調を感じられます。
テクニカルスタッフは目視確認だけでなく、コンサルトという電子システム診断装置を使用して各種センサーやスイッチなどの電子デバイスの不具合をチェックします。ここで数値的におかしい箇所を、人間が、総合的に調査・診断します。技術や経験が問われる仕事です。
その分、無事に整備完了してお客様に喜んでいただけた時はこの上ないやり甲斐を感じます。

技術革新に自分も携われる仕事をしよう

私自身、まだまだ技術も未熟なので日々勉強です。
最近ですと、自動運転や衝突回避の技術が日進月歩で進んでいます。それに対してやはり新しい故障案件もついてまわります。新技術を修理するにはそれ自体を理解しておくことが必要です。
車って基本的な構造は何十年前からそんなに変わって無くて、自分自身がそれ以上になるためにはやはり専門的な技術が大事だと思います。
今は自動車とか整備が好きで入ってくる人が徐々に少なくなってきていると感じます。職業とだけ考えてくる人が多い印象です。
確かに仕事の条件としては厳しい所もあると思います。ですが、この仕事の良い所もたくさんあって、まず、車がなくならない限り無くなることの無い仕事であるということ。そして、日産はこれから更に高い技術で世界を引っ張っていく企業にになると思うので、そこで働くということは技術革新に自分も携われるということです。
それを踏まえて、一緒に働けたら嬉しいです。

新居さんの仕事

  • コンサルト(電子システム診断装置)を利用して車のデータを取得。テクニカルスタッフの知識と経験を生かして総合的に不具合箇所を診断します。

  • 後輩のテクニカルスタッフの育成も大事な業務です。忙しいときほど確認をいつも以上にするよう指導しています。手間や時間は増えてしまいますが、お客様の信頼を失わない為には必要なことです。

  • 整備完了後、作業内容についてお客様にご説明します。故障箇所の説明や今後のメンテナンス・アドバイス等、お客様に安心しお帰り頂くためのコミュニケーションを心掛けます。